目的:DNAの特異な配列を認識し切断する酵素を利用して、遺伝子クローンニングに利用する。


方法
 反応系
  DNA・・・・・・1
  酵素・・・・・・2
  10×Buffer・・・3
  水・・・・・・・4  
  total・・・・・・5

4→3→1の順で加え、よく混ぜてから最後に2を入れ、tapping

37℃で1時間インキュベート

1. 必要量
2.DNA量から酵素のunit数を考慮して決める。
 酵素によってunit数が違うので、カタログやラベルでチェックする。
 (1unitとは、反応液50 ul中で至適温度において、1時間に1 ugのDNAを完全に切断する酵素量)
 酵素は反応液の1/10~2/10にすること。
  グリセロール濃度が高くなって、酵素によってはstar活性で、本来の認識配列とは一部異なる塩基配列で切断されることがある。
  Star活性は、高濃度グリセロールのほかに、Mn,DMSO, methylaseの存在、buffer濃度、反応温度によっても生ずることがあるので、酵素の性質はカタログで確認してから使う。
3.Low buffer, medium buffer, high buffer のいずれかをきめる。
   それぞれの酵素によって、至適塩濃度があるので、カタログで確認する。4.Total量を水であわせる。
5.酵素から全体量を決める。10 ul~100 ul