フローサイトメトリー(橋本 泰美)

 

原理

 レーザー光を用いて光散乱や蛍光測定を行うことにより、フローセル中を通過する単一細胞の大きさ、DNA量、細胞表面抗原の分布状態、細胞内酵素活性、pHの相違などの性状を計測する方法のこと。細胞、核、染色体など単離した粒状のもの、特に細胞のサブセットを分種計測するのに最適である。


使用機器
FACS caliber

使用方法
↓ 電源を入れる (装置の電源を入れた15秒後にMacを立ち上げる)
・ 本体の引き出しをあけて圧力をONにする
・ Wash (必ず毎回行う) (sample injection tube = SIT の洗浄)
    PRIME → Stand by (3回)

↓ Macの設定
・ Cell Quest holder
・ Acquire → connect to cytometor → “Acquisition control” (実際の操作ができる)
・ Cytometor → 1~4まで全部だす
・ Acquire → Parametor destination → Panelを選ぶ(チェックする)→usersホルダーに保存(File name設定)
・ Acquire → Acquisition & Storage 
・ 右枠からDot plot設定
・ 上のplotsからHistgram plotをだす
・ Detection / Amps
・ Acquire → Counter

↓ Set up 
(ネガコンなどで本番の解析前にパラメーターの設定をする→解析後に変更はできない)
・ 水につけた状態でRun(吸えないときはSampleをアームからはずして洗う、またはRestart)
・ Dot-plot
・ 設定が決まったらAcquisition control → Abort → set upの×を消す

↓ Sampleの測定
・ Acquireで吸い始めるが最初はたくさん吸ってしまうので5秒待ってからすわせる
(sampleを吸わないときはSample tubeをcheckしたり、タッピングなどを行う)

・ 測定が終わったらTubeを水にして、Stand by
・ グラフをsaveする
・ windowを閉じる

↓ Dataの解析
・ デスクトップのUsersからsaveしておいたset up 画面をだす、Plotを消す
・ 右枠からHistogram plotをだす
(histogram plot→ analysis→ sampleを選ぶ→ OK → Over rayでグラフを重ねて出すこともできる)

↓ 本体の片付け
・ 5×ハイターtubeにつけてアームをはずしたままRun 1min (SITの外側を洗う)
・ DW tubeにつけてアームをはずしたままRun 1min
・ 5×ハイターtubeをつけてアームをsetしてRun 5min
・ DW tubeをつけてアームをsetしてRun 5min
・ Stand by
・ バルブの圧を抜く
・ 廃液タンクの水を捨てる シース液を黒い線まで入れる (黒いカバーを忘れない)
・ Macをおとす
・ Stand-byから5分以上まってから、本体の電源を切る