高橋 悠太 〜アメリカ・サンディエゴから〜
私は2011年に深水教授の下で博士学位を取得し、現在、サンディエゴ市、ラホヤ地区に位置するSalk研究所(http://www.salk.edu)で、研究に励んでおります。今回は、こちらでの生活や研究について、簡単にご紹介させて頂きます。
サンディエゴについて
カリフォルニア州の最南端に位置し、メキシコ国境に接するサンディエゴは、年間を通じて温暖で、湿度が低く、過ごしやすい気候です。州内ではロサンゼルスに次いで大きな都市ですが、どこかゆったりとしている土地柄が魅力といわれています。日本人も多く住んでおり、日系スーパーなどで日本のものを購入することができ、とても生活しやすい都市です。
研究について
私はSalk研究所、Belmonte研究室(http://www.salk.edu/labs/belmonte/)に所属しております。Belmonte研究室は、これまで、生物の発生分野において研究を行ってきており、近年ではヒトiPS細胞を用いた病気モデルの開発や、それとジーンターゲッティング技術を組み合わせた細胞修復の研究について優れた報告を続けています。Belmonte研究室では、様々な研究背景をもつ19人のポスドクが所属しており(2014年3月現在)、各々が持っている知識や手技、得意分野を活かしながら、ときに協力して研究を進めています。
最後に
こちらでの、研究をスタートとしてから約1年半が経ちました。今は、海外での研究だからといって、特別に必要なことはあまりないと感じています。ただ、日本で学んだ、逃げずに、真摯に、愚直に取り組む姿勢を維持するよう、心がけています。
略歴
高橋悠太(Yuta Takahashi)
2011年に深水教授の下、博士学位を取得。筑波大学生命領域学際研究センター研究員を経て、2012年9月からSalk研究所、Belmonte研究室、研究員。2014年3月から、筑波大学生命領域学際研究センター・助教(深水研究室)。