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最終更新日  2013.07.06

 

2011年、なでしこJAPANが破竹の勢いでチャンピオンになる活躍をしましたが、テレビや新聞も、サッカーの女子ワールドカップが開催されていることを当初は大きく報じていませんでした。多くの日本人が、なでしこ達が予選リーグをグループ2位で通過し、決勝トーナメントに進んでいることも気にしていなかったように思います。


ところが、準々決勝で世界ランキング2位のドイツに勝ち、準決勝ではスウェーデンにも勝って、いよいよ世界ランキング1位のアメリカとの対戦になって初めて「そうだったの?!」、と応援体制が始まったといっても過言ではありませんでした。しかし、なでしこ達はアジア予選大会を勝ち抜き、上述のように予選リーグを突破し、決勝戦まで進んできたのです。その間、彼女達の活躍はあまり注目されませんでしたが、その彼女達を突き動かしてきたもの(モチベーション)は一体何だったのでしょうか?


『内発的な動機付け』の重要性は、1950年に発表されたモチベーション(動機付け)に関する研究から指摘されていました(「モチベーション3.0」ダニエル・ピンク著 [大前研一訳] 講談社、2010年)。しかし、その後世界の経済は大きく発展し、能力主義等による外的(=与えられた)動機付けが先行していき、上記の研究は忘れ去られていきました。ところが、なでしこ達が再び『内発的な動機付け』に光をあててくれることになったのです。それは、ただ一つのキーポイント、サッカーが大好きだったということです。


さて、この内発的動機付けとは、内側から湧き上がる興味や目的に対して報酬を求めるのではなく、自身を突き動かして物事を進めていける「力」のことです。きれい事を言うな とお叱りの言葉が聞こえてきそうですが、皆さんはどういう気持ちで研究に取り組んでいるのでしょうか。卒業のため、学位のため、論文のため、就職のため、、、全て正解です。もし可能なら、そこに『内発的な動機付け』のエッセンスを振りかけてみませんか? さらに進展することが期待できますし、突破口が拓けるかも知れません。


筑波大学 生命環境科学研究科(生物機能科学専攻)/生命領域学際研究センター
文部科学省 新学術領域研究 「生命素子による転写環境と代謝クロストーク制御」

(転写代謝システム)領域代表    教授 深水昭吉

研究に取り組んでいる皆さんへ

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